東京レインボープライドに長年協賛してくださっているチェリオ株式会社の菅社長と経済同友会代表理事でもあるサントリーホールディングス新浪社長をお招きし、現在経済界をリードして進めていただいているDEIの動きについてお話しいただきます。

【登壇者略歴】
チェリオグループ　代表取締役社長 菅 大介氏
2014年よりTRPに参加し、2015年からトップスポンサーとして支援。2023年5月に経済同友会に入会し、社会のDEI委員会副委員長として、産業界全体でのDEI推進、日本のアライカルチャーの醸成に取り組む。全国清涼飲料連合会理事。日本スタンフォード協会理事。

サントリーホールディングス株式会社 代表取締役社長 新浪 剛史氏
ハーバード大学経営大学院修了。三菱商事入社、ローソン代表取締役社長CEOを経て、2014年より現職。2014年から経済財政諮問会議の民間議員、こども未来戦略会議、新しい資本主義実現会議にも参画。2023年4月より経済同友会代表幹事も務める。

【司会略歴】
TBS NEWSDIG編集長 久保田 智子氏
TBSテレビ・アナウンサーとして「どうぶつ奇想天外!」「筑紫哲也のニュース23」など担当。現在は報道局NEWSDIG編集長として、子育て、教育などをテーマに『SHARE』をCS放送・YouTube配信。特別養子縁組で４歳児の母。

LGBTQ+、セクシュアルマイノリティをめぐる問題は、日本社会において、単に、その存在と多様性を認めていこうという呼びかけから、マジョリティに対し具体的な行動変容を求め、関係を調整していく段階に入ったといえます。マイノリティに対する差別的な目線や偏見の揺り戻しといえるような動きも見られる中で、2023年7月11日、経済産業省職員事件最高裁判決が下されました。その他関連判例も併せて、トランスジェンダー女性の従業員に対するあるべき企業対応について、判例の考え方は具体的に固まったといえます。本講演では、その最先端の知見を具体的にご紹介します。

【登壇者略歴】
NPO法人東京レインボープライド 監事 立石 結夏 弁護士
2011年弁護士登録。新八重洲法律事務所所属、企業・金融法務に従事。第一東京弁護士会・司法研究委員会ＬＧＢＴ部会部会長、性の多様性理解促進ＰＴ座長、NPO法人アカ－（動くゲイとレズビアンの会）協力弁護士、共著に「詳解LGBT企業法務」（青林書院）、「セクシュアルマイノリティQ＆A」（弘文堂）等。 、Web日本評論「ルッキズムと法」シリーズ、「ＬＧＢＴＱ・性的マイノリティと法－－トランスジェンダー女性の諸問題」シリーズを執筆、法学セミナー２０２１年５月「「女性らしさ」を争点とするべきか－トランスジェンダーの「パス度」を法律論から考える」、法学セミナー２０２３年９月号「トランスジェンダー女性問題から見える社会の歪み－経済産業省職員事件」等、関連論文・論考多数。経済産業省職員事件の原告代理人弁護士。

SalesforceのLGBTQ+ allyのERPG「Outforce」代表である嶋 ピーター氏をモデレーターに、Outforce 共同代表の河津 玲奈氏と「ＬＧＢＴとアライのための法律家ネットワーク（LLAN）」共同代表の藤田 直介氏に同性婚の現状についてや、企業なぜコミットしてやっていく必要があるかをお話しいただきます。

【モデレーター略歴】
株式会社セールスフォース・ジャパン ビジネス・バリュー・サービス ディレクター 嶋 ピーター氏
日欧米の投資銀行を経て2019年より現職。2020年よりOutforce Japan President（代表）。ダイバーシティを企業間ネットワークを通して推進。日系金融機関では、社内ネットワークをゼロから立ち上げた。社内外のイベントで多数登壇。業務と共に企業のカルチャー変革をサポートしている。

【登壇者略歴】
株式会社セールスフォース・ジャパン D&I リクルーティング アソシエイト/Outforce共同リード 河津 玲奈氏
D&I採用担当として多様なバックグラウンドを持つ方々の採用活動や女性活躍推進に従事。Outforce共同リードも務める。多様な性、障害、メンタルヘルス、ニューロダイバーシティ、多文化ルーツなど、インターセクショナリティに着目したコミュニティ支援の経験を持つ。

LGBTとアライのための法律家ネットワーク 共同代表弁護士 藤田 直介氏
LGBTとアライのための法律家ネットワーク（LLAN）共同代表及び共同創設者。大学法学部卒、米国ミシガン大学ロースクール法学修士。1987年弁護士登録(39期)。ゴールドマン・サックス証券株式会社法務部部長時代（2009年3月−2019年12月）部下のカミングアウトを受けたのをきっかけにLLANの活動を開始。2017年6月LLANの活動に関連して英フィナンシャル・タイムズ企業の法務部門に関する「最も革新的な法務責任者」部門を受賞。「法律家が教えるLGBTフレンドリーな職場づくりガイド」（2019年12月）編著。

世界的な製薬企業であるグラクソ･スミスクライン株式会社とヴィーブヘルスケア株式会社に、LGBTQ推進に関する製薬業界内および企業と非営利団体の連携における、立ち上げ時の課題とその解決策、活動実績やその効果、今後の展望についてお話を伺います。

【登壇者略歴】
ヴィーブヘルスケア株式会社　渉外・医療政策・患者支援 笹井 明日香氏
HIV感染症に関する医薬品の研究に100％専念し、HIV/エイズとともに生きる人々に焦点を当てたスペシャリスト・カンパニーとして、2016年からTRPにスポンサー参加。同社で渉外・患者支援を担当し、GSKグループのLGBTQ+AllyのERGメンバーとしても活動。

特定非営利活動法人akta 理事長 岩橋 恒太氏
同性愛者などに対してHIVやエイズに関する正しい知識の普及を推進することを目的に2003年に設立された、新宿2丁目にあるコミュニティセンターを拠点に活動するNPO法人aktaの代表。

グラクソ・スミスクライン株式会社 メディカル・開発本部 / Spectrum JAPAN* Co-Lead 吉田 彩夏氏
力を合わせて病に先手を打つという高い志と存在意義を持った、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業・GSKのLGBTQ+従業員リソースグループSpectrum JAPANに立ち上げから参画し2023年よりCo-leadとなる。プライベートではトランスジェンダーやノンバイナリーの支援団体irOdori～彩り×踊り～（イロドリ）代表も務める。

グラクソ・スミスクライン株式会社 生産本部 生産管理部 / Spectrum JAPAN* Co-Lead 小田 絵美理氏
カナダの大学に進学後、性的指向や性自認に関しオープンな社会文化に感銘を受けたことをきっかけに、GSK入社後LGBTQ+従業員リソースグループSpectrum JAPANに参画。社内啓発活動に取り組み、2023年よりCo-leadとなる。

サステナビリティ推進の一環として社内を巻き込みながら、さまざまな施策を推進されているセガサミーホールディングス株式会社。LGBTQ+ allyを増やす施策を0から企画し、推進されています。社内での施策を推進した裏側や、社内外の人の巻き込み方など、仕事の進め方の極意をお伺いします。

【モデレーター略歴】
吉村 美音（freee株式会社 ダイバーシティ推進室室長 / NPO法人東京レインボープライド 人事/営業担当）
2018年よりfreee株式会社ダイバーシティ推進室室長。企業のフェーズや課題に合わせて「DEIをいかに自分ごととして捉えてもらうか」をテーマに研修や施策推進を行う。非営利活動法人東京レインボープライドの人事/営業も担当。

【登壇者略歴】
セガサミーホールディングス株式会社 サステナビリティ本部サステナビリティコミュニケーション部コミュニケーション課 石井 優貴氏
大学卒業後、保険会社、アパレル、飲食店を経てセガサミーホールディングスへ。リゾート事業開発部門を経て、サステナビリティ領域の部門へ配属。現在は、社外へのサステナビリティ活動に関する情報発信や、LGBT＋を中心とした社内での意識啓発活動などを担当。

東京レインボープライド 共同代表理事の杉山が、アライエグゼクティブとして「アウトスタンディング LGBT+ロールモデルリスト」にも3年連続で選出されているアクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社の安渕社長をお招きして、ダイバーシティマネジメントの実践についてお話をお伺いします。

【モデレーター略歴】
杉山 文野（NPO法人東京レインボープライド 共同代表理事）
2013年、TRPの前身である東京レインボーウィーク代表に就任。2015年NPO法人東京レインボープライドの設立を機に共同代表理事に就任。TRPの活動の他、日本フェンシング協会やJOC理事も務める。日本初の渋谷区・同性パートナーシップ条例制定に関わり、現在は父として子育てにも奮闘中。

【登壇者略歴】
アクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社 代表取締役社長兼CEO 安渕 聖司氏
三菱商事、UBS証券を経て、GEキャピタル・ジャパン、ビザ・ジャパンのCEOを歴任し、2019年より現職。インクルージョン＆ダイバーシティに注力しINvolve社アウトスタンディングLGBTQ+ ロールモデルリストの「トップ50アライ経営者」部門 3年連続10位内選出が評価され殿堂入り

「変わるまで、続ける」をテーマに、延べ約24万人を動員した「東京レインボープライド 2023」。次回2024年4月中旬に開催予定のTRP2024に協賛希望の企業・団体向け説明会を開催します。来年は、日本で初めてプライドパレードが開催されてから30年の節目となります。ぜひ多くの皆様とこの記念すべきイベントを一緒に盛り上げていければ幸いです。

また、企業によるNPO支援方法の一つである”寄付”という形。日本ではまだまだ認知度の低いこの寄付について、企業が寄付をするメリットや、イベント協賛との違いをTRPのファンドレイズ担当者が分かりやすく解説します。

－ TRP2024協賛メニューのご紹介
－ ブース出展の際の企画のポイントや事例のご紹介
－ 寄付でNPOを支援する〜今さら聞けない寄付と協賛の違い〜

福岡県出身。愛されボディとポップなメイクで老若男女を翻弄する罪深いクイーン。MC兼タレントとしてTVやラジオで活躍中。メイクとは裏腹に真面目な講演会も大評判のドラァグクイーン！現在、NHKバリバラ準レギュラーであり、番組内のいろいろさんの声を担当。元理学療法士。休日は編み物クリエイターとして作品作りに励み、温泉ソムリエとして全国の温泉とサウナを巡っているなど、多方面で活躍する存在！
「つまずく夜は」MC担当（ギャラクシー賞奨励賞受賞）
東京レインボープライド総合司会（2年連続）